院生になってわかったこと③
文系大学院生の雑草です。
大学院に入学し、授業が始まってから1ヶ月(以上)経ったことでわかってきたことがあります。
わかったことリスト
- 授業は演習形式がメイン
- 授業を受けつつ、自分の研究も常に同時並行
- +αをすると忙しい
と、こんな感じです。それぞれ詳しく書いてきます。
今回は
3.+αをすると忙しい
について書いていきます。
正直に言ってしまえば、誰しもが、今やっているものに何かを付け足すと忙しいのは当たり前ですよね。大学院生としてあり得る+αを思いつくものだけ挙げていきます。
+αその1
科目等履修生として資格取得する場合
大学院に行くと、大学院生になってから取ろうと思っている資格や大学卒業までに取りきれなかった単位を取ることが出来ます。その時は所属が異なり、「科目等履修生」として新しい所属になります。
Wikipediaで調べてみますと、
科目等履修生とは、
科目等履修生(かもくとう りしゅうせい)とは、各学校の定めるところにより、当該学校の学生・生徒等以外の者で1または複数の授業科目を履修する者のことである。
例えば、学部生時代は教職課程(教員免許状を取得する課程)取らなかったけれど、大学院で教員免許を取ろうかなーという場合、
大学院の授業と教職課程の授業
どちらも受けなければいけません。また、科目等履修生になるには出願したり、科目等履修生としての登録料や受講料など、大学院の学費に加えて諸々のお金が必要です。
教職課程は校種や取得する免許状の種類(専修・1種・2種)によって最低修得単位数が異なってます。文科省のHPに載ってますので、ご覧になってみてください。
この単位数を満たさないと免許状は取得出来ません。学部生が4年間かけて履修するところを、修士2年間で取れるかと言われると、できる人もいるかもしれませんが厳しいかもしれません。そこは通う大学院の授業の時間割との兼ね合いが大きいです。
+αその2
部活やバイトをする場合
学部生時代に部活やバイトをしてた方が大学院でも部活やバイトを続けると、当然、時間がなくなります。大学によりますが、学部生は単位さえ取れば、学年が上がるにつれて取る科目が少なくなるので時間が作れます。私の通う大学院の授業は学部生の時より少ないので1日2~3コマぐらいです。忙しいと言いつつ空きコマで発表資料など作れます。
ですが、
学部生時代と同じような頻度で部活やバイトを入れてしまうと授業準備が全然出来ません。(私の効率やキャパの問題の可能性アリ)
学校はないけど部活やバイトに行く。とか、休みの日は部活やバイトに全振りする。とかしていると満足感や充実感が味わえたり、お金がたくさん貰えたりしますが、その分、大学院の授業に支障が出てしまう可能性もあります。休みの日が複数あればできると思いますが、1日しかない場合、休みの日全てをバイトに全振りするのは、やめておいた方が良いと思います。
(雑草の超主観的意見)
他にも+αのものはあると思いますが、以上が私自身の経験と思いつく限りの情報です。
私は科目等履修生として「司書教諭」の科目を受けています。科目数は少ないですが、毎回課題があります。授業へのコメントやスライドなどの発表資料作りなど、同時並行のものが増えます。それに加えて、就活をするともっとタイトなスケジュールになるでしょう。私自身はまだ就活してませんが、先輩が就活してるのを見ると忙しそうだなと思います。
またなにか気づきがあれば投稿します。
今回はこのへんで
雑草
【参考文献】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E7%25A7%2591%25E7%259B%25AE%25E7%25AD%2589%25E5%25B1%25A5%25E4%25BF%25AE%25E7%2594%259F(閲覧日2023.6.15)
文科省HP
2.(6)教員免許状取得に必要な科目の単位数・内訳:文部科学省(閲覧日 2023.6.15)
院生になってわかったこと②
お久しぶりです。文系大学院生の雑草です。
大学院に入学し、授業が始まってから1ヶ月(以上)経ったことでわかってきたことがあります。
わかったことリスト
- 授業は演習形式がメイン
- 授業を受けつつ、自分の研究も常に同時並行
- +αをすると忙しい
と、こんな感じです。それぞれ詳しく書いてきます。
今回は
2.授業を受けつつ、自分の研究も常に同時並行
について書いていきます。
卒業論文を書いたことがある方はご存知かもしれませんが、文系では卒業要件に卒業論文を書くことが課せられています。(無いところもあるらしい)
卒業論文を書く時に私は、資格で取らないといけない科目と4年生で取る卒業論文に関係する科目以外は単位が取れていたので、授業数も少なく学校に行く日も少なく時間がありました。4年生の時には「卒業論文指導」という科目があり、いわゆる、同じ時代やテーマで書く人が集まるゼミナールです。その時間に自分の決めたテーマに沿って書いてました。途中から先生とのマンツーマン指導になったので、マンツーマン指導がない日は空きコマで論文書いたり、課題を終わらせたりしました。
ですが!
大学院生となると、授業の準備(主に発表資料づくり)しながら、自分の研究テーマの先行研究集め(今までに書かれた同じようなテーマの論文のこと)や本などを読み、論文を書くための下準備が必要です。まだ、この時点では書きはじめていませんよ?
授業の数は4年生の時より大学院の方がちょっと少ないかなという印象です。大学により様々ですが、4年間で124~130単位ほどが卒業単位だと思います。大学院の場合はこちらも様々だと思いますが、修士なら30単位ほど、博士なら20ほどだと思います。今回は脱線しすぎてしまうので、大学院の単位などの情報はまた別に投稿したいと思います。
話を元に戻します。
学部生の時は論文を書く時間が確保されていた感覚があります。私が入っていたゼミでは、マンツーマン指導は月に1回だったので、その日までにある程度進めておけば良いし、毎回先生からのアドバイスや指摘を受けて修正するのも比較的時間に余裕がありました。
しかし、大学院では学部生時代の「卒業論文指導」にあたる科目は、1年生の時には無く、自力で進めていくしかありません。(恐らく提出する学年になればあると思います。)
提出する学年になるまでの間に授業を受けて卒業(修了)に必要な単位を取り、先行研究などの資料や本を集めて自分の論を固めていく。これは例えになるかどうか、なんとも言えないですが、会社でやる仕事が終わったのに、家でも仕事をするみたいな感じ…
常に頭の片隅に課題や論文の事がある感じですね。
今の所こんな感じで、大変さをしみじみ感じているところです。
頑張るしかないんですけどね…
今回も長々と書き連ねましたので、次回は③からです。
今回はこのへんで
雑草
院生になってわかったこと①
5月が終わってしまい、6月に突入してしまいました…
お久しぶりです。文系大学院生の雑草です。
大学院に入学し、授業が始まってから1ヶ月(以上)経ったことでわかってきたことがあります。
わかったことリスト
- 授業は演習形式がメイン
- 授業を受けつつ、自分の研究も常に同時並行
- +αをすると忙しい
と、こんな感じです。それぞれ詳しく書いてきます。
- 授業は演習形式がメイン
まず、演習形式というのは、授業の中で討論したり、発表したりする形式のことです。逆に、先生がずっと話していて、学生側が聴いている授業は「講義形式」といいます。いわゆる小中高で受けてきた授業と同じです。
私が学部生時代受けてきた演習授業は、授業で扱っている作品の担当範囲が割り振られ発表日までに調べて資料を作るという方法でした。
例えば、『古今和歌集』巻第1春歌上の1番歌
年のうちに春はきにけりひととせを去年(こぞ)とはいはむ今年とはいはむ
【現代語訳】
年内だというのにもう春がやって来たよ。過ぎ去ったこの一年を去年と呼んだものだろうか。それとも、正月が来るまでは今年と呼ぶべきだろうか。
この歌は、在原元方(ありわらのもとかた)の歌で「年内立春」という立春が年明け前に来てしまい、立春前を「去年」というか立春がきても年が明けるまでを「今年」というかどうしよう…( ´~`)という和歌です。
この和歌に対して、注釈がつけられていたり、注釈ごとに違う解釈の内容が書かれていたりして何かしら違いがあるのかないのか。
それらの違いについて自分の意見や考えをまとめる。ということをします。
ただまとめるだけではなく、発表日までに、自分でWordなどを使って資料を作成し、その資料を先生と受講者分とを印刷して配る。そこまでが発表担当者のやることです。
大学院は基本少人数なので毎週発表ということ有り得るでしょう。そうすると、1週間でどれだけのクオリティーで作ることが出来るか、修正ができているかがポイントです。
長くなってしまったのでリストごとに区切って紹介します。
次回は②からです。
今回はこのへんで。
雑草
【引用文献】
Japanknowledge 「新編日本古典文学全集」
ジャパンナレッジ Lib (閲覧日 2023.6.12)
・新編日本古典文学全集についてのJapanknowledge内の情報はこちらです。
新編 日本古典文学全集 | ジャパンナレッジ(閲覧日 2023.6.12)
大学院ってなに?
文系大学院生の雑草です。
皆さん、このように考えたことor思ったことあるのではないでしょうか。
大学院ってなんぞや。
小学校、中学校、高校、大学までは分かるけど、
大学院ってなにするの?
そもそも大学院って何する所?就職できなかった人の行く所?
その気持ちとても分かります。私も大学院について調べるまで知りませんでしたから。
そんな未知の世界の大学院はどんな所なのでしょうか。
「大学院」は研究をして学位を付与する高等教育機関です。以下は、みんな大好きWikipediaから引用です。
大学院(だいがくいん、英: Graduate school)とは、学問の理論と応用について研究する[1]とともに、主として学士の学位を取得した者を対象として教育を行い、上級学位(修士、専門職学位、博士)を付与する高等教育機関である[2][3]。国際標準教育分類(ISCED2011)ではレベル7と8に分類される[4]。「修士課程(博士前期課程)」「専門職学位課程」「博士課程(博士後期課程)」がある。大学院のうち、特に専門職学位の授与を目的とする大学院を専門職大学院という。
は?意味わからん。な方のために簡単にすると、
大学は“勉強”するところ、大学院は“研究”するところであり、“研究者を育てるところ”ということです。
つまり、目的が違うわけなんですね。
「研究」というものの1つ例を挙げると、私は文系なので文系科目の例になってしまいますが、
「いいくに(1192)つくろう 鎌倉幕府」
と覚えていた人いるかと思います。
それが
「いいはこ(1185)つくろう 鎌倉幕府」
になった。当時、皆さん驚かれたと思います。なぜ変わったのでしょうか?
これは、幕府の成立の定義が「研究」によって変わったということです。今まで教科書に載っていたこと、または常識だったことを、資料(史料)やデータを集め誰も気づいていないことを発見する。これが「研究」です。
このような「研究」を2年間や5年間、大学院の教授に教わりながらやって、論文を書いて、論文審査に合格し、学位(修士・博士)をもらうという場所です。
修士の学位を貰うには、博士前期課程or修士課程を、博士の学位を貰うなら博士後期課程or博士課程に進学します。修士は2年、博士は3年通い、論文を書いて審査を突破することで学位を取得します。なのでストレートに博士の学位取得すると2+3で、5年間大学院に通うことになります。
ちなみに、私は文系なので理系のことは存じ上げませんが、おそらく理系も同じだと思います。
また新学期が始まって新しく分かったらブログに書きたいと思います。
今回はこのへんで。
雑草
【引用:Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2】
【参考:鎌倉のグルメ&おでかけ&生活情報 かまくらいふ https://kamakura-life.net/bakufu/】
そこら辺に生えている文系院生
2023年4月1日。
エイプリルフールにブログを開設する文系大学院生の「雑草」と言います。読み方はそのまま「ざっそう」と読んでいただいて構いません。
ネットには、文系大学院生の情報が少ないので、ブログを開設してみました。
大学院に興味ある方や進学を考えている方への情報の1つになれば幸いです。
簡単に自己紹介させていただきます。
名前:雑草(ざっそう)
身分:大学院生(博士前期課程)
専門:文系(主に文学)
趣味:シール集め(どんなものかは後日)
ざっくり自己紹介するとこんな感じです。
実は私、大学院生と名乗っておりますが、この4月から大学院に入学するペーペーです🔰
なので、現状はまだ「大学院」というものが分かってない状態ではありますが、自分の体験を基にブログを綴っていけたらいいなぁと思っております。
と、まぁ初稿はこんな感じでしょうか。
よろしくお願いします。
雑草