Zassou blog

文系大学院生のつぶやき

院生になってわかったこと①

5月が終わってしまい、6月に突入してしまいました…

お久しぶりです。文系大学院生の雑草です。

 

大学院に入学し、授業が始まってから1ヶ月(以上)経ったことでわかってきたことがあります。

わかったことリスト

  1. 授業は演習形式がメイン
  2. 授業を受けつつ、自分の研究も常に同時並行
  3. +‪α‬をすると忙しい

と、こんな感じです。それぞれ詳しく書いてきます。

 

  1. 授業は演習形式がメイン

まず、演習形式というのは、授業の中で討論したり、発表したりする形式のことです。逆に、先生がずっと話していて、学生側が聴いている授業は「講義形式」といいます。いわゆる小中高で受けてきた授業と同じです。

私が学部生時代受けてきた演習授業は、授業で扱っている作品の担当範囲が割り振られ発表日までに調べて資料を作るという方法でした。

例えば、『古今和歌集』巻第1春歌上の1番歌

年のうちに春はきにけりひととせを去年(こぞ)とはいはむ今年とはいはむ

【現代語訳】

年内だというのにもう春がやって来たよ。過ぎ去ったこの一年を去年と呼んだものだろうか。それとも、正月が来るまでは今年と呼ぶべきだろうか。

この歌は、在原元方(ありわらのもとかた)の歌で「年内立春」という立春が年明け前に来てしまい、立春前を「去年」というか立春がきても年が明けるまでを「今年」というかどうしよう…( ´~`)という和歌です。

この和歌に対して、注釈がつけられていたり、注釈ごとに違う解釈の内容が書かれていたりして何かしら違いがあるのかないのか。

それらの違いについて自分の意見や考えをまとめる。ということをします。

ただまとめるだけではなく、発表日までに、自分でWordなどを使って資料を作成し、その資料を先生と受講者分とを印刷して配る。そこまでが発表担当者のやることです。

大学院は基本少人数なので毎週発表ということ有り得るでしょう。そうすると、1週間でどれだけのクオリティーで作ることが出来るか、修正ができているかがポイントです。

 

長くなってしまったのでリストごとに区切って紹介します。

次回は②からです。

 

 

今回はこのへんで。

 

雑草

 

【引用文献】

Japanknowledge 「新編日本古典文学全集」

ジャパンナレッジ Lib   (閲覧日 2023.6.12)

・新編日本古典文学全集についてのJapanknowledge内の情報はこちらです。

新編 日本古典文学全集 | ジャパンナレッジ(閲覧日 2023.6.12)